台風一過

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きのうの夕方、遠くの空に晴れ間が見えた。





雨台風と呼ばれた台風9号は各地に被害をもたらし去って行った。
台風の直撃を受けることの少ない関東平野にしか暮らしたことのない私。
そんな私が生まれてはじめて『死』を感じるほどコワイ思いをした。

9日(日)夕方、埼玉県南部に突然のゲリラ豪雨。
この日は友人のバンドがJR川口駅前広場でいくつかの
バンドと一緒に演奏することが決まっていた。
各地から有名B級グルメの屋台も出るビアガーデンの特設ステージと
いうのでウキウキしながら友人と応援に向かう。
椅子に座ってただ演奏を聴くのってちょっとばかり疲れる。
でも、夏の夜風に吹かれながらビール&おいしいものとセットなら
テンションあがります。確実に!

しかし、駅前広場に着いたら雨が‥‥。

夕立なら少し待てばやむはずと思っていたらどしゃ降りとなる。
そして、特設ステージもビアガーデンも撤去がはじまる。

あえなく中止となりました。

るんるんしながら駅に着いて、すぐにどよ〜んとした気分に落ちて
一度はどこかでビールを飲もう!という話もでたけれど
すでに傘なんてなんの訳にも立たないくらいの豪雨。。。
これはちょっとただごとではないという雰囲気がしだいに
みんなの笑顔を奪い、バンドのメンバーと共に車で帰ることになった。

駐車場からビルの外に出るとすぐに渋滞。
そしてみるみるうちに周囲の水位が上がってきた。
水位って普通の道路ですからね。え〜っ!!!という感じ。
車中では昔スキーに行って雪に埋もれかけた時と同じメンバー構成
ではないかという話になり、「災害メンバーだぁ、あはは」とか
最初は冗談もでていたけれど
車が進めば進む程、ありえない光景に目が奪われた。
かわいいハーブのプランターや空のペットボトルがプカプカ
浮きながら小川と化した歩道を流れている。
前がよく見えない。ワイパーはもちろんフル回転。
暴走族のシャコタンはすでエンジンルームに水があがってオシャカな様子。
普段は気にも止めない道路のアップダウンで水位が変わる。
低い所はすでに湖のように見える。
その中に車が入って行くときの恐ろしさといったら。。。
ほぼ新車に近い友人の車は水陸両用のように頑強だったけれど
水が車内に入ってきてもおかしくなかった。

これがゲリラ豪雨なんだ。そして突然の自然災害の前で人間は本当に無力。

街にいながらこんなに恐い思いをしたということは、
山がくずれてきたり道路が寸断された場所に取り残された人たちは
どんなにか大変だっただろうと思うと心が痛い。

一瞬のうちに目の前で起きる事に対処できるような瞬発力なんて
残念だけれど持ち合わせていない。運は天に任せるしかない。
水を押し分けるように走りながら家族の無事を確認する電話をした。
でもバンド演奏を動画撮影しようとバッテリー満タンで持参した
カメラをバッグから取り出す気持ちすら起きなかった。。。

皆さまのご無事を心よりお祈りいたします。

by sketcher | 2009-08-12 14:36 | 雑記帖 | Trackback
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