荻窪 建てもの散歩
2011年 08月 14日
ここは、荻窪・大田黒公園の管理棟にある茶室へつながる休憩室です。
風情ある中庭と一体化した土間を連想させる涼やかな空間でした。
近づく夏の刺繍サロンの打ち合わせ終わりにサロンオーナーである
刺繍先輩の案内で荻窪の建てものめぐりをしました。
↓
何処の深山か!?門をくぐると御影石の園路がまっすぐにのびる。
休憩室とつながった京間8畳の茶室。
そして緑に映える煉瓦色の記念館。
音楽評論家の大田黒元雄氏はドビッシーやストラビンスキーを
日本に紹介した人。大田黒家の寄付により区が整備、管理する公園となった。
記念館は昭和8年に建てられた西洋風建築。
時間により外からでも、開けられた窓から
ピアノや蓄音機などが展示された作業部屋が見られる。
この日は見られませんでした。残念!
回遊式日本庭園の中心的存在の池。
流れは茶室の裏から始まり茶室の周りを一周してこの池にそそぐ。
どこを切りとっても絵になるお庭です。
樹齢70〜80年を経た大イチョウ並木の長さ70メートルある園路を
門へと戻りました。
次は、角川庭園・幻戯山房「すぎなみ詩歌館」です。
俳人で、角川書店創設者の角川源義(げんよし)氏の邸宅を改修、
源義氏にちなんだ展示室と、句会などを催せる詩歌室や茶室の貸室として
活用されている。加倉井昭夫氏が設計、昭和30年一部昭和48年建設。
庭園はウメやサツキ、サルスベリなど四季折々の草木や花が楽しめる
日本庭園です。入り口横にギャラリー・茶房「角」KADOもありました。
そしてこちらは割烹旅館西郊。
昭和のはじめに『西郊ロッヂング』という高級下宿だったという。
ドーム型屋根の新館は2000年に賃貸マンションとしてリニューアルし、
超人気物件として、空室を待つ人が数多くいるらしい。
荻窪駅から近いアメリカンエクスプレス社ビルの裏手にも
こんなところが。
明治天皇荻窪御小休所。江戸時代に建てられた長屋門をくぐると
馬やがある。ここに馬をつないで御一行様が休憩されたんだと思うと
感慨深い。それにしても江戸(門)と平成(ビル)のコントラストがおもしろい!
最後は黒川紀章氏による杉並区立中央図書館。
地下1階にはインドとの友好交流協定を記念して開設したガンジー展が
常設されている。この図書館は施設周りが本当に素敵です。
中央図書館に隣接する読書の森公園内では図書館で借りた本を
東屋や小川のほとり、木陰のベンチなどに座って読むことができる。
図書館裏には2008年にインドから贈られたマハトマ・ガンジー像と
「七つの大罪」が刻まれた碑が。資本主義における「七つの大罪」より
言い回しがやわらかくなっています^^
前々から歩いてみたかったエリアですが、
後になって何もこんな猛暑日に歩かなくても‥‥と反省しました。
方向音痴のワタクシ、住宅地に散らばった各名所、とても一人では探せなかった。
おつき合いくださった刺繍先輩に感謝です^^:
参考資料
東京を歩こう!建築グルメマップ[東京編]
参考サイト
http://www.city.suginami.tokyo.jp/
http://www.suginamigaku.org/
by sketcher
| 2011-08-14 15:21
| 旅と散歩