弘前建物散策 01 こぎん研究所

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建築家前川國男が27才の若さで手がけた実作第1号の建物が
木村産業研究所として1932年に落成した現こぎん研究所です。
かつてドイツの建築家ブルーノ・タウトもここに立ち寄り
「なぜ、弘前にコルビジェ風の白いモダニズム建築があるのか?」と日記に
書き留めるほどの印象を与えたという逸話も残るそうです。
前々から訪ねた方々の感想など聞き、いつか弘前を訪れることがあれば
必ず行こうと決めていた場所でした。こぎん刺しと建物、二度おいしい!!





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吹き抜けの玄関、赤い天井、黒い格子の横長の窓、ピロティ。
とてもモダンな建物ですが一歩入るとこぎん刺しの小物が飾られています。
民藝の布雑貨との相性もよい空間。2Fは前川國男のプチ展示場になっていました。

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小さな椅子を見たり、棟方志功が手がけた弘前市民会館大ホール緞帳写真を眺めたり
大いに楽しませていただきました。

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1Fにはこぎん研究所の事務所があり、そちらでこぎん刺しの物販もされています。
お店ではないのですが価格表があり、自由に手に取りながら購入もできます。
ここではいろいろな作品を拝見するだけにして次の建物へと向かいました。

そして次の前川國男による建物は弘前市民会館です。

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こちらでは2Fにあるカフェbatonで一休みしてから特徴のある階段など
ロビーの様子を見てきました。

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大ホールへ続く外廊下に貼られていた昭和レトロなイベントポスター。

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弘前市内には前川國男による建物が8つあるそうです。
勝手に青森出身だったのだろうと想像していたのですが、國男の母菊枝の
生家が弘前藩士だったこともありその縁で手がけた建物が多いらしい。
写真上は弘前市立博物館、下は弘前市庁舎です。
この煉瓦の雰囲気は見覚えがある身近な前川國男建築の特徴。
東京都美術館なんかもこんな感じですよね。
さいたま市浦和にあった埼玉会館もこんな雰囲気でした。
そんな埼玉会館の取り壊しが決まり、9月に写真を撮りに行きましたのでついでのどうぞ。

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写真にはありませんがロビーの内装が昔のままで涙がでそうになりましたよ。
そして市内を歩いているうちにまた遭遇するかな、と思っていましたが私が弘前で見ること
ができた前川國男建築はこの4件にとどまりました。

以前のブログにコルビジェと前川國男についての投稿がありますのでお時間があればどうぞ⭐︎


by sketcher | 2015-11-03 14:02 | 旅と散歩 | Trackback
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