映画「ANNIE LEIBOVITZ」

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尊敬する写真家のひとりである。アニー・リーボヴィッツという人。
女性の写真家ではレニ・リーフェンシュタールとこの人。
写真や映像を媒介に彼女たちの「目」が観たものやメッセージを
大きなスクリーンや厚い(熱い)写真集で受け取って来た。
その「目」が記録として残してくれなかったら、私など、どんなに長生きしても
生涯ぜったいに見ることのない、たくさんの肖像と物語。
この映画は、アニー・リーボヴィッツという一人の写真家の半生を綴る
ドキュメンタリーです。

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アニーの仕事のひとつ「Rolling Stone」誌のカバー写真。
私が彼女を知るきっかけになった仕事です。
ミックやキース、パティスミス、青い顔のブルースブラザーズ(笑)。
この映画を通して、サブカルチャー、ドラッグ、あの頃のアメリカという
国も見えてくる。
そして彼女を一躍有名にしたのは、全身黒い服に身を包んだヨーコに
裸体のジョン・レノンがしがみついている写真。
ジョンが亡くなる数時間前に撮影された一枚だった。
またセンセーショナルだった妊娠したデミムーアの美しい裸身のポートレート。
多くのセレブリティたちがアニーに心を開き、活き活きとした姿をみせる。
時にはピンなんてどうだっていいんだ!という写真も。
ヴェルサイユ宮殿での映画「マリー・アントワネット」の
スティール撮影の様子にどぎもを抜かれたり、
雑誌ヴォーグやヴァニティ・フェアに掲載されていた写真の
撮影現場で...え〜っ!本当に人間吊るして撮ってたの〜!....
なんてことも確認することができた。
撮影された本人たちのコメントや撮影プロセスのおもしろさに
スクリーンから目を離せない、なんと短い83分だったことか。

そして高額な予算を費やす舞台装置を準備する彼女の仕事とは真逆の
シンプルな家族のスナップ、愛する人を捉えるときの
眼差しの優しさなど...この映画を観たすべての人が
彼女の半生をかりて、写真って素晴らしい〜!と心の底から思うにちがいない。

昨日の夜は、スチールギターの曲が恋しくなり(アメリカを象徴する音?)
ボニー・レイットのCDを久しぶりに聴きながら眠りにつきました。

そして、たぶん、この映画にも行くだろうな〜というオマケの1本。

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6人のキャストが演じる6つの顔を持つボブ・ディランの映画。
「アイム・ノット・ゼア」。

映画って1本観ると立て続けに観たくなるものですネ。。。

※アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生
 (株式会社ギャガ・コミュニケーションズ発行) 参照


本日、Woman.excite.カルチャーの「女子の本棚」
10日に投稿した記事が紹介されました^^v。
by sketcher | 2008-03-14 14:11 | 雑記帖 | Trackback
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