2007年 05月 28日 ( 1 )

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これは、「ゲド戦記」を書いた作家、アーシュラ・K・ル=グウィンの
童話、空飛び猫
たぶん2年間くらい「読みたい箱」に入れたままになっていた本。
夕べ、探し物をしていたら箱の中から2冊でてきました。

読んでみると...おもしろい!!

自然界の生態系、弱肉強食の世界に飛び込んだ
翼を持った猫たちの行動や都会の人間とかかわり合う事で
自分の生き方を考え直すことになる翼を持った猫の物語。
お話の内容から、大人が読んでも十分に楽しい絵本です。
というか大人向けなのかも。。。

この本を買ったのは、訳が村上春樹さんだったから。
そして読みながら、ル=グウィンの作風を知らないせいもあり、
なんとなく春樹さんらしいニュアンスの文章がたまらなくなり
空を駆けるジェーンも続けて読みました。

このシリーズのS.D.シンドラーという人の絵がとてもリアルなこともあり、
(なのでお子様には、ちょっと恐いのではないかという気もしますが)
読み終わった頃には、翼のはえた猫が実在するような妙な気分に。。。

そして春樹さんの訳注がまた良い!
「ここは、日本語にそのまま訳せないので頭をひねって...こうした」とか
笑っちゃうエッセイのようなくだりがおまけに付いています。

「おはなし」と「訳注」と「あとがき」の3点セットにそそられて、
まだ読んでいない何冊かをそろえたくなりました。
何しろ、シリーズ1では翼のある猫は4人兄弟(姉妹)だったのに
4作目の主役のジェーンはお母さん猫のミセス・タビーが再婚してから
産まれたおてんば娘で上の兄弟たちとは父親違い。
これは、2、3作目で何があったのかを読まずにはいられません。

ここ、千駄ヶ谷の空にも「空飛び猫」が飛んで来ないかなぁ〜♪


ある日、散歩の途中で見かけた子。この子には翼はありませんでした。
それとも隠していたのかな? (photo by 母)
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