映画 「イメージの本」
2019年 05月 08日
2018年5月に開催されたカンヌ国際映画祭では、
映画祭史上初めて、最高賞【パルムドール】を超越する賞として
特別に設けられた【スペシャル・パルムドール】を受賞し、
世界中の映画ファンを湧かせた。
前作『さらば、愛の言葉よ』(14)で、彼にしか創造し得ない
新感覚の3D技法で観客を驚かせたゴダール監督が今作では、
枯渇することのないイメージと音を多用し、
観客の想像力を縦横無尽に刺激する 84 分間のアート体験を約束する。
ー公式サイトからー
西欧の歴史は戦争なしには語れない。
世界の歴史といっても過言ではないけれど。
島国の日本に比べると隣国と隣接している西欧では
互いの存在意識は民族性や宗教も絡み
日本人の私からは想像しにくいところもある。
イギリスのEU離脱へ向けての動きに
不穏な空気を感じざる得ない。
EUは戦争をしないために作られたもの。
ゴダールからの警告なのか。
生々しい映像をソラリゼーション効果で
カバーしたり、より鮮烈なシーンとして心に
焼き付けられたり、私にはアートとして
受け入れきれない苦しさも残った。
たしかに‥‥
『観客の想像力を縦横無尽に刺激する』映画でした。
by sketcher
| 2019-05-08 11:58
| 雑記帖